怖い話42 怖い話 2016年05月16日 りんなのひみつ 「怖い話」です。 真っ黒な荒野の中を行く深夜パスの車内で、ある夫婦が驚き叫んだ。なんと、20分前のトイレ休憩の時に4歳の女の子が、どうやらひとりでバスを降りてしまったようなのだ。 運転手はすぐに進行方向を変え、もと来た道を戻ると、おとなしく道端に座っている女の子を発見した。 母は泣きながら彼女を抱き寄せ言った。「もう怖くないからね!」 すると女の子は言った。「私は怖くないよ!お姉ちゃんがずっと一緒にいてくれたから!」 母は尋ねた。「お姉ちゃんって?」 女の子は1人の乗客が抱えていた写真を指差した。 その写真は白い布に包まれた箱の上にあった。写真の中の少女は微笑んでいた。