怖い話60
りんなのひみつ
「怖い話」です。
「怖い話」です。
病院で宿直をしていた私は、初めて顔を見る看護師から「霊安室の電気がつかないから直してほしい」と依頼を受け、霊安室へ駆けつけた。
暗闇の中、霊安室に入ると、懐中電灯の明かりを頼りに電気を修理した。
無事明かりがつくと、彼女は整然と台の上に並ぶ死体にぎょっとした。
翌日、病院の老医にこの話をすると彼は言った。
だが、この能力は、亡くなった男の角膜がもともと持っていた能力であった。