怖い話65
りんなのひみつ
「怖い話」です。
「怖い話」です。
夜が深くなり、彼は妻にメイクをした。彼はプロのメイクさんにも関わらず、彼女にメイクをしてあげた事が一度もなかったのだ。
彼は満足そうに自分の作品を見ていた。彼女はとても落ち着いてほほえんでいた。重度の鬱病患者にはとても見えない。
彼女は一度に大量の睡眠薬を飲んでしまったが、その薬は、彼女が飲んでいたお酒のグラスに彼が入れたのだった。
翌日、彼女の妹は彼の芝居を見抜いて言った。
「お義姉さん、あなた顔のメイクが濃いわ。誰があなたに変装しているの?」