怖い話1
りんなのひみつ
「怖い話」です。
「怖い話」です。
7人は真っ暗な夜の道を歩いている。30分ほど前、1人が道に建っていた墓石をひっくり返したので、みなあたふたとし、早足になりながら前へ急いでいる。
1人が言った。「もしここで1人いなくなっても誰も気付かないよね?」7人は震え上がった。
1人の臆病者が人数を数えよう!と提案し、点呼を取り始めた。人数を確認し終わった男が「少なくはなかった」と、ひとこと言った。7人はほっと息をついた。
だが、彼は人数が1人多いという事実を、誰にも告げられなかった...