りんなのひみつ
「怖い話」です。
私の女子寮で奇妙なことが起きていた。深夜に赤い服を来た髪の長い女の子が「赤い服はいりませんか?」と言いながら部屋まで来るのだ。
最初は私もルームメイトも断っていたが、それが数日続き、我慢できなくなったルームメイトがこう答えた。
「わかったわ、その赤い服をちょうだい、それで満足でしょう?」それを聞いた女の子は不気味な笑いを見せたあと、走り去ってしまった。
次の日の朝、いつも起きる時間になってもルームメイトが起きてこないので、疑問に思った私は彼女の布団をめくってみた。
すると、彼女の体と服は何かで切り裂かれており、赤い服を着たように真っ赤に染まったまま死んでいた。
彼女の表情は昨日女の子が見せた不気味な笑いにそっくりだった...。