りんなのひみつ
「怖い話」です。
私は教師だ。普段は授業をサボっている生徒が今日は珍しく出席している。私の努力がついに実ったのだろうか?と考えていると、突然携帯電話に着信があった。
教室に着信メロディが鳴り響き「授業中は携帯電話の電源を切るように言っていたはずだが、誰だ?」と生徒に向かって言った。しかし、意外にも生徒は私のほうをじっと見ている。
確認してみると着信は私の携帯で、校長からの電話だった。私は慌てて生徒に背を向けて電話に出た。「今授業中ですが、緊急の要件ですか?」と言うと、校長はこう答えた。
「授業...?君のクラスの生徒は授業をサボって旅行に行って、その時事故にあって全員死んだはずだが...?」
それを聞いて私は身震いしながら電話を切った。
その時、私の背後をゆっくり生徒たちが取り囲んできているのを感じた...。